株式会社アクシス
日本の造船産業は、長年培った高度な造船技術を基盤に、再び世界市場での競争力を取り戻すための再構築が進んでいます。
経済産業省は「造船業の競争力強化とカーボンニュートラル対応支援」を重点施策と位置づけ、人材不足の補完と生産性向上を同時に実現するスマート造船所(Smart Shipyard)構想を推進中です。
しかし現場では、
といった構造的課題が深刻化しています。
こうした中で注目を集めているのが、人と安全柵なしで協働可能な協働ロボット(Cobot)です。
韓国・HD Hyundai Samho Shipbuilding社では、Rainbow Robotics社の協働ロボット「RB3-730」が、ブロック溶接工程に本格導入されています。
| 指標 | 導入前(人手) | 導入後(Cobot) | 改善効果 |
|---|---|---|---|
| 1枚あたり溶接時間 | 約13分 | 約15分 | 同等(ただし24時間稼働可能) |
| 1日あたり溶接枚数 | 約25枚 | 約50枚 | 生産性2倍 |
| 品質ばらつき | 高 | 低 | 再作業率の大幅低減 |
この事例は、造船特有の「閉所・傾斜・大型構造物」環境でも、Cobotが実用レベルの品質と稼働率を達成できることを実証しています。
出典:Rainbow Robotics公式導入事例
HD HYUNDAI SAMHO SHIPBUILDING CASE STUDY – Rainbow Robotics
Rainbow Robotics社は、Samsung Heavy Industries(SHI)ともMOUを締結し、「ロボットベースの造船システム」開発を推進しています。
この取り組みでは、AI溶接制御や二腕ロボット、四脚ロボットを含む次世代造船所向けプラットフォームを開発中。
「人とロボットの協働による自律造船」を目指す試みです。
出典:ShippingTelegraph(2024年5月報道)
SHI and Rainbow Robotics to develop robot systems for shipbuilding
日本の造船所でも、造船ブロックや艤装工程における協働ロボットの活用が現実的な段階に入っています。
特にRainbow Robotics社のCobotは、安全柵不要・軽量・持ち運び自在という特性により、既存設備を大きく改修せず導入できる点が強みです。
株式会社アクシスは、日本のRainbow Robotics社公式代理店として、造船業を含む製造・物流・研究・医療分野におけるCobot導入を支援しています。
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