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Proxmox Backup Server 4.0 BETA リリース
新機能紹介

Debian Trixieベースの新時代へ

2025年7月24日、Proxmox Backup Server 4.0 BETAが公式にリリースされました。本バージョンは、次期メジャーリリースに向けたテスト版であり、本番環境での利用は推奨されていません。ただし、数多くの新機能・改善点が搭載されており、Proxmoxユーザーにとって重要なアップデートとなります。

主な変更点と新機能

Debian Trixie(13)ベースへの移行

Proxmox Backup Server 4.0は、最新のDebian Trixie(13)をベースとしており、Linuxカーネルは6.14.8-1を安定版として採用。ZFSも2.3.3に更新され、ストレージ管理の柔軟性と信頼性が向上しています。

S3互換オブジェクトストレージへの対応(技術プレビュー)

本バージョンから、S3 API互換のオブジェクトストアをバックアップ保存先として使用可能に。以下のような特徴があります。

  • 新しいデータストアタイプが、メタデータとチャンクをS3ストアに保存。
  • ローカルキャッシュによりリクエスト数を削減。
  • 複数のProxmox Backup Server間で共有は不可。
  • 元のProxmox Backup Serverが利用不能になった場合、新しいProxmox Backup Serverで同データストアを再利用可能。
ZFS RAIDZプールへのデバイス追加が可能に(無停止)

ZFS 2.3.3の導入により、既存のRAIDZプールに停止なしで新デバイスを追加できるようになりました。

同期ジョブの自動実行(着脱可能データストア対応)

リムーバブルなデータストアがマウントされた際に、自動的に同期ジョブを起動できる「run-on-mount」機能が追加されました。

Web UI(GUI)の改善
  • OIDCログインで同意文が二重に表示される問題の修正
  • Cookieセキュリティ向上(HttpOnly属性の追加)
  • サービスパネルの表示修正
  • 翻訳の更新(日本語を含む多数)

続きはPROX-FORUMSに掲載しております。
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10年以上の実績によるサポート

アクシスはProxmox ソリューションの導入と運用において10年以上の経験を持ち、数多くの企業に導入支援を行ってきました。以下に、アクシスのサポートサービスの詳細を紹介します。

環境設計とカスタマイズ

企業のニーズに合わせた仮想環境の設計とカスタマイズを提供します。Proxmox ソリューションの深い知識・経験を活用して、最適な構成を提案し、効率的な運用を実現します。

実装と運用支援

導入から運用までお客様のご要望に合わせたサポートを行い、Proxmox ソリューションの導入に関する技術的な障壁を低減します。また、有償サポートによる継続的な技術支援で、プロダクション環境の安定稼働を支援することも可能です。

Proxmox ソリューションは、そのコスト効率の高さ、カスタマイズの自由度、そして技術的な先進性により、多くの企業にとって理想的な仮想化ソリューションです。

アクシスの豊富な経験と専門知識を活かし、Proxmoxの導入から運用まで、お客様に合わせたサポートが可能です。Proxmox ソリューションへの移行をご検討の場合は、お問い合わせください。

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