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Proxmox VE 9.0 BETA 1 リリース
新機能紹介

2025年7月18日、Proxmox Virtual Environment(Proxmox VE)の次期メジャーバージョンとなる「Proxmox VE 9.0 BETA 1」がリリースされました。本リリースはDebian Trixie (13) をベースとし、多数の新機能・改善・技術プレビューを含んでいます。
※本バージョンはベータ版であり、本番環境での利用は推奨されていません。

主な新機能・改善点

Debian Trixieベース・新カーネル
  • Debian 13 “Trixie” ベース
  • Linux Kernel 6.14.8-1(新たな安定版)
  • QEMU 10.0.2、LXC 6.0.4、ZFS 2.3.3、Ceph Squid 19.2.2 を搭載
LVMストレージのスナップショット(技術プレビュー)
  • thick-provisioned LVM 上で、スナップショットをボリュームチェーンとして管理可能に
  • iSCSI/Fibre Channel経由の共有LUN環境で有効
  • Directory/NFS/CIFS への展開も技術プレビューで開始
SDN “Fabrics” 機能の導入
  • Proxmoxノード間で OpenFabric/OSPFベースのSDNルーティング構成 が可能に
  • CephクラスターやVPNのアンダーレイネットワークとして利用可能
GUI改善と通知システムの強化
  • SMTP認証設定のブラウザ依存バグ修正
  • バックアップ通知のタブ分離
  • ログイン失敗時のエラーメッセージ強化 など多数
VM管理(KVM/QEMU)
  • QEMU 10対応:Async IO設定やVirtIOfs強化
  • Windowsゲストでのvirtiofsdオープンファイル数制限の緩和
  • NVIDIA vGPUのPCIプレフィックス制限修正
  • OVMFの起動時ジャーナル警告抑止
コンテナ(LXC)
  • LXC 6.0.4搭載
  • DSA SSH鍵生成の廃止(OpenSSHの仕様変更に対応)
  • Proxmox Backup Server向けバックアップ設定の最適化
HAクラスタの安定性強化
  • fencingイベントのログ出力を改善
  • journal同期強化による障害時の診断容易化
ストレージ改善
  • 複数チャンク並列取得による高速リストア
  • LVMの自動アクティベーション無効化(共有LVM環境の移行問題を軽減)
  • GlusterFSのサポート廃止
ネットワーク管理の強化
  • ネットワークインターフェース名の固定化ツールを提供(MACアドレスベース)
  • 別名(alternative name)に最大128バイト利用可能
  • firewallルールや設定ファイルでの別名使用が可能
ZFS 2.3.3でRAIDZプールへのデバイス追加が可能に(無停止)
ISOインストーラーの改良
  • microcodeの自動適用(セキュリティ向上)
  • RAID構成の自動判定やエラー表示強化
  • Btrfsインストール時の整合性チェック強化

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