ドローンのFPVに必要なコト

 
ドローン、コツコツと進めています。
 
以前確認したことですが、
日本でドローンを「FPV(搭載したカメラの映像を見ながら操縦)」するためには、
映像を送信する無線機について無線局の開局申請を行わないと違法になる、ということがありました。
 
 
 
改めてFPVに必要なことを確認すると、

  • 無線従事者免許(第四級アマチュア無線技士)
  • 技術基準適合証明済みの送信機
  • 無線局の開局申請


ということのようなので、
 
まずは、「第四級アマチュア無線技士」を取得してきました!

 
 

第四級アマチュア無線技士を取得する方法は大まかに2つ

 

  • 国家試験を受験する方法
  • 養成課程講習会を受講する方法


 
【国家試験を受験する場合】

  • メリット
    養成課程講習と比べて、「費用負担が少なく拘束時間が短い」ことになります。
    試験手数料と受験票送付用郵送料合わせて5,002円で受験ができます。(平成29年2月現在)
  •  

  • デメリット
    「試験日が決まっていること(東京の場合は年に4回程度)」
    「自分で出題範囲を勉強しなければならないこと」
    でしょうか。
    最近はスマホアプリで問題集もあるので気軽に学習できるようです。

    [関連リンク]
    公益財団法人 日本無線協会
    平成29年度 試第三級及び第四級アマチュア無線技士国家試験案内(PDF)

 
 
【養成課程講習会を受講する場合】

  • メリット
    「ほぼ毎週受講の機会があること」
    「国家試験が免除されること」
    です。
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  • デメリット
    「受講費用が22,750円もかかること」
    「国家試験免除の条件の[法規6時間] + [無線工学4時間] の授業を受けなければならないため、2日間も時間を拘束されること」
    でしょうか。
     
    養成課程講習会の場合も国家試験は免除なのですが、最後に簡単なテストがあります。
     
    ※ちなみに18歳未満は7,750円で受講できるので、
    18歳未満でしたら養成課程講習会がお勧めです。
    問題文が読める小学校高学年くらいであれば、ほぼ100%取得することができます。

    養成課程講習会日程

     

 

なんと、この免許には更新がありません!
 
一応、国家資格で顔写真入りの免許証が発行されるので、
身分証明証として利用できる上、更新がないので生涯有効です。
更新がないということは、顔写真もずっと若いころのまま。
そこも好評のようです。
 

また、相互認証の合意がある外国でも有効ということもあり、
政府発行の免許証の中では貴重な英語併記の免許証。
 
海外でも本人確認に利用できる場合もあるかもしれないとのことです。
大抵はパスポートで事足りるとは思いますが。。。

養成課程講習会を選択しました

自分は、養成課程講習会を選択しました。
 
決め手は、講習会の会場が巣鴨(とげぬき地蔵の裏あたり)なので楽に行けることと、
FPVの次のステップ「技術基準適合証明がない場合の補償申請先」が、
講習会を開催している団体と同じで、手続き方法が聞けるかもしれないからでした。
 
もちろん、比較的早く受講できるのもあります!
 

頻繁に開催している割には、受講者は多いようで、
定員いっぱいの50名くらいいました。
学校特有の机と椅子が懐かしかったです。

 

参加者の多くは、運送屋さんかタクシーの運転手さんではないかという雰囲気。
アマチュア無線免許は業務連絡に利用してはいけないので、
皆さん知り合い同士で、業務外の楽しいおしゃべりなどに利用しているのでしょう。。。きっと。
 
受講者の中には無免許で捕まったいう方もおり、
罰則は機材の没収と罰金20万くらいと貴重なお話を聞くことができました。
とにかく免許があることが大事、法律を守ることが大切ですね!
 
ちなみに、ドローンのFPV目的の受講者は2名しかいませんでした。
たぶんみんな国家試験の方で免許を取得しているのではないかと、、今になると考えてしまいます(笑)

そして、無事合格!

講師の方は、おそらく毎週同じ内容を講義しているのではないかと思われますので、
手慣れた様子で最後の試験の出題ポイントを、繰り返し繰り返し教えてくださいました。
その甲斐もあって、一発合格!
 
といっても、一緒に受けた受講者一同、全員合格でしたけど(笑)
 
免許証は一週間くらいで届きました。
富士山のホログラムがあるんですね。
※画像は加工をしています
 

 

次は電子申請の登録をして、
技術基準適合証明済みの送信機の入手、または保障の申請に進みたいと思います。
道のりはまだ長いです。。。
 
 
(記事担当:渡邉)