7月1日はどうお過ごしでしたか
今年の7月1日は「うるう秒」が挿入された日です。
ニュースサイト等で話題になっていましたことを覚えてますでしょうか。
「うるう秒」と聞いて苦い思い出のある人、あなたはきっとIT関係者なのではないでしょうか。
前回は2012年7月に「うるう秒」挿入が実施されましたが、
主にLinuxを利用したサーバーやオープンソースのソフトウェアを利用した、
コンピューターシステムに予期せぬ障害が発生して酷い思いをしたかと思います。
今年の7月1日はいかがでしたでしょうか。
アクシスでも結果としては
何もトラブルなくやり過ごすことが出来ました!
世の中的にも大きなトラブルは見られなかったので、
障害になってしまったら恥ずかしいかもしれなかったです。
対応としては以下2点を対策しておりました。
1.うるう秒を挿入させない
2.時間戻りを発生させない
具体的には、時刻合わせ機能(ntpd)の設定を「SLEWモード」というモードに変更します。
そうすることで、「うるう秒」が挿入されずに、1秒以上時間がずれていても、
1秒あたり最大で0.0005秒ぐらいずつ、時刻を逆行させずに時間を合わせるように動作します。
ntpdのバージョンによっては「SLEWモード」でも「うるう秒」を挿入してしまうので、
対策されているバージョンにバージョンアップも実施しました。
今回はゆとりを持って対応することが出来ましたので、
7月1日当日もドキドキすることなく迎える事が出来ました。
事前対策や影響の確認、当日の状態監視などIT技術者が見えない所で
努力している結果トラブルなく過ごせているのだと感じさせられるイベントでした。