SEO対策をやってみた② ホームページの目的からSEOキーワード候補を挙げる
Googleアナリティクスなど様々なデータを活用してSEO対策をしていきます!
この記事は全5回になる予定です。
①コストをかけずに集客したい
▶②ホームページの目的からSEOキーワード候補を挙げる
③無料ツールを使ってSEO対策キーワードを絞り込んで目標順位を設定する
④簡単にできて効果のあるSEO対策から始める
⑤SEO対策の本命、顧客目線でコンテンツを改善する
ホームページのSEO対策は何のためにするのか?そもそもホームページは何のためにあるの?
ということで、 アクシスのホームページを例にとって考えてみましょう。
ホームページの目的
アクシスのホームページは企業情報サイトです。
2018年の総務省の調査によると日本の企業の91.8%はホームページを持っています。
特に情報通信業では99.5%ですからホームページくらいないと…
ということで、社会的な信頼を得るのが第一の目的です。
そのためのコンテンツとして「会社概要」や弊社のコア・コンピタンスである情報セキュリティに対する取り組みをまとめた「SecurityとSafety」があります。
次に、アクシスの商品やサービスを紹介するのが第二の目的です。
そして、「ニュース」として最新の企業情報の提供が第三の目的となっています。
また、一般の企業のホームページでは「人材募集」。
さらに上場企業では「決算情報」の提供などをホームページで行っています。
これで目的が明確になりました。次は目的の対象となるユーザー(ターゲットユーザー)は誰かについて考えてみます。
ターゲットユーザーは誰か
目的から対象となるユーザーを考えてみると、このような ターゲットユーザーが見えてきます。
- 第一の目的「社会的な信頼を得る」→ステークホルダー(取引先・お客さん・従業員など)
- 第二の目的「商品やサービスの受注獲得」→それぞれの商品やサービスの顧客
- 第三の目的「最新の企業情報の提供」→広報活動の一環としてマスコミや一般の人も含めた社会全体
ここからターゲットユーザーの検索インテント(検索意図)を踏まえて検索キーワード候補を挙げていきます。
検索キーワードを挙げる
第一の目的のターゲットユーザーであるステークホルダーが、アクシスのことを知りたいと考えた時にときにどのように検索するかを考えると、会社名で検索するのが一般的でしょう。
第二の目的「商品やサービス」に関るSEO対策キーワード候補は、ターゲットユーザーが商品やサービスを検討しているときに、検索するキーワードを予測して、キーワード候補とします。
商品やサービス毎にターゲットユーザーが違う場合はそれぞれSEO対策キーワード候補を考えることになります。
第三の目的の広報活動についてのSEO対策は、内部要素の改善とは別の外部要素によるSEO対策となります。
具体的には、ニュースリリースを取り上げてくれたメディアサイトからのリンクを増やすことが主体となりますので、今回は割愛いたします。
【 内部要素 】
①価値のあるコンテンツが多くあること
②内部構造やhtmlタグのソースが検索
エンジン用に最適化されていること
【 外部要素 】
①多くの人に利用されていること
②価値のあるサイトからの被リンクが多く
あること
ユーザーが検索するキーワードは何か
SEO対策キーワードを探すもう一つの方法は、既存ユーザーがどのようなキーワードで自社サイトを訪問しているのかを調べることで知ることができます。
以前はGoogleアナリティクスの[集客]から[概要][Organic Search]の順にクリックすると検索キーワードが確認できましたが、最近は大部分が not provided となっています。
これは、近年どの検索サイトも暗号化(SSL)し、キーワードデータが提供されなくなってしまったためです。
それでもわずかに残っているキーワードを確認すると「アクシス株式会社」「株式会社アクシス」「アクシス」「(株)アクシス」と、いずれも会社名でした。
もうひとつ頼りになるツール、サーチコンソールでも確認してみましょう。
こちらでは検索キーワードのクリック数と表示回数が確認できます。
クリック数では「株式会社アクシス」「アクシス」「株式会社axis」の順です。
表示回数では「アクシス」「株式会社アクシス」「セキュリティアクション」で、表示回数をクリック数で割ったクリック率(CTR)は圧倒的に会社名である「株式会社アクシス」が高いという結果になりました。
この結果から判断すると第一の目的はほぼ達成できているようですが、商品やサービスに関するキーワードは上位にはあまり見当たりません。

次回は「検索数・順位ごとのアクセス予想ツール」を使って、今回挙げたキーワード候補から「無料ツールを使ってSEO対策キーワードを絞り込んで目標順位を設定する」をご紹介します。