2020年12月11日 / 最終更新日時 : 2024年9月27日 AXIS キニナル SEO対策をやってみた④簡単にできて効果のあるSEO対策から始める Googleアナリティクスなど様々なデータを活用してSEO対策をしていきます!この記事は全5回になる予定です。 ①コストをかけずに集客したい ②ホームページの目的からSEOキーワード候補を挙げる ③無料ツールを使ってSEO対策キーワードを絞り込んで目標順位を設定する▶④簡単にできて効果のあるSEO対策から始める ⑤SEO対策の本命、顧客目線でコンテンツを改善する SEO対策は長期プランを立ててコツコツやるのが基本ですが、短期間で実施できて効果を期待できるところから始めます。 「タイトル」と「ディスクリプション」の改善 まず最初に改善したいのは、検索ページに表示される「タイトル」とタイトルの下に表示される「説明文(ディスクリプション)」。サイトへの入り口となるところで、お店に例えると看板にあたる部分です。お店だと看板で何の業種か、メニューやディスプレイでどんなお店か判断しますよね。検索結果から訪問してもらうためには文字だけで目的に合っているか、興味をもってもらえるか一目でわかるようにしなくてはなりません。 「タイトル」はSEO対策の最も重要な要素だといわれています。一方、「ディスクリプション」に関してはSEO対策には影響がないという説もありますが、検索結果として表示された後のクリック率(CTR)に大きな影響があります。クリック数が増えれば順位もアップするので間接的に「ディスクリプション」もSEO対策の重要な要素になります。 さきほど「文字だけで」と書きましたが、文字数に制限があります。文字数が長いと「…」になって途中できれてしまうからです。SEO対策として設定したキーワードを入れて一定の文字数に収める必要があります。 表示される文字数はパソコンとスマートフォン、検索エンジンによっても違いがあるようです。今回はパソコンはGoogle、スマートフォンはSafari で表示される文字数を数えてみました。その結果、使っている文字によって多少ばらつきはありますが「タイトル」は28文字以内、「ディスクリプション」はパソコンで110文字以内、スマートフォンで60文字以内が無難なようです。 この文字数内にキーワードを含めて、クリックしたくなる文章にするというかなり高度な技が必要になります。 KPI(重要業績評価指標)の1つとして、改善前の「株式会社アクシス」のCTRをサーチコンソールで確認すると1.5%でした。 改善後に表示順位とともにCTRがアップしていたら「タイトル」と「ディスクリプション」の改善は成功です。今回はトップページの「タイトル」と「ディスクリプション」の改善についてご紹介しましたが、実際はページごとの設定になります。その際に同じタイトルにならないように注意してください。検索エンジンにコピーページだと勘違いされてマイナス評価になる可能性があります。 改善前 改善後 トップページの表示速度の改善 次に行なったのはトップページの表示速度の改善です。 米国のKissmetrics社の調査によると、ユーザの約50%が2秒以内のページ表示を期待し、表示速度が3秒以上かかると40%のユーザが離脱するという調査結果があるようです。 Googleの幹部も表示速度がランキングの要因になるとイベントの中で答えています。また、スマートフォンではパソコン以上に表示速度は重要で、表示が遅いサイトは一瞬で閉じられてしまいます。 アクシスホームページの入り口(ランディングページ)についてGoogleアナリティクスで確認します。[行動]から[サイトコンテンツ][ランディングページ]でランディングページを確認すると、43%の人はトップページからサイトへ入ってきています。 また、[行動]から[サイトの速度][ページ速度]の順にクリックすると画面の右下にページごとにサイトの平均読込時間との比較グラフが表示されます。赤いグラブが平均よりも遅いページです。ページビュー数が多くて遅いページを改善すればサイト全体の速度アップにもなります。 アクシスのホームページはトップページがサイト全体のページビューの1/4を占め平均よりも20%遅いという結果でした。 表示速度を改善するためにはその原因の追究が必要です。 今回はGoogleが提供する「Page Speed Insights」という無料ツールで確認してみます。分析窓にURLを入力するだけで表示スピードのスコアが表示され、分析結果として「改善できる項目」が表示されます。 CSSやJS、画像のサイズ、サーバーなどのインフラまで改善項目が表示されますので改善リストは広範囲にわたります。ここでも全てを改善対象にするのではなく、「画像リサイズ・圧縮」や「テキスト圧縮」、「使用していないコンポーネントの削除」など直ぐにできる項目を対象にして改善に取り掛かることをお勧めします。 Page Speed Insightsによるスピードスコア SEO対策として始めにやりたい「タイトル」と「ディスクリプション」の改善。「読込速度」のアップ。これだけでも効果は期待できますが、SEO対策の本命はコンテンツの改善ですね。 次回は「SEO対策の本命、顧客目線でコンテンツを改善する」についてご紹介します。